老化を加速させる?50代が知っておくべき"食品添加物"の知識

query_builder 2024/09/20
50代以上向け身体作り
老化を加速させる?50代が知っておくべき"食品添加物"の知識

京都河原町の50代以上向けパーソナルジムRiseです。


今回のテーマは「老化を加速させる?50代が知っておくべき"食品添加物"の知識」です。


「年齢を重ねるにつれて、シワやシミが増えてきた、疲れやすくなった…。」


このような体の変化を感じていませんか?


 実は、毎日の食事に潜む"食品添加物"が、あなたの老化を加速させているかもしれません。


この記事では、50代が特に注意すべき食品添加物とその影響を科学的根拠に基づいて解説します。


正しい知識を身につけることで、老化を加速させるリスクを減らし、健康で若々しい毎日を送ることができることでしょう。


⑴「食品添加物」とは?


食品添加物とは、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの、と定義されています[1]。


その役割は、食品の保存性を高めたり、味や色、香りを良くしたり、栄養価を高めたりと多岐にわたります。


食品添加物は、その使用目的によって、大きく以下の4つに分類されます。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

①保存料:食品の腐敗や変質を防ぎ、保存期間を延ばすために使用される。

※ソルビン酸、安息香酸など。


②着色料:食品の色を鮮やかにしたり、食欲を増進させるために使用される。

※天然由来と合成のものがある。タール系色素などが合成着色料の代表的なもの。


③甘味料:砂糖の代わりに甘味を加えるために使用される。低カロリーのものや、砂糖よりも強い甘味を持つものなどがある。

※アスパルテーム、スクラロースなど。


④その他:上記3つ以外にも、様々な目的で使用される食品添加物がある。例えば、食品のとろみをつける「増粘剤」、食品の酸化を防ぐ「酸化防止剤」など。

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⑵食品添加物は安全か?


食品添加物は、日本では食品安全委員会が厳格に安全性評価を行い、厚生労働省がその評価に基づいて使用基準を定めています[2]。


例えば、食品添加物の安全性の試験で、動物に1日あたり体重1kgあたり100mgを投与しても健康への影響が見られなかったとします。


この場合、その食品添加物の一日摂取許容量(ADI)は、安全係数(通常1/100)を考慮して、1mg/kg/日となります。


つまり、体重60kgの成人が毎日60mgを摂取しても、安全性が確保されていると考えられます。


■代表的な人工甘味料「アスパルテーム」の場合…


アスパルテームのADIは、体重1kgあたり40mgと設定されています。


これは、一般的な消費者が通常の食品を通じて摂取する量の数十倍に相当します。


したがって、「ゼロカロリードリンク」や「カロリーオフ商品」などは、一般的な量の消費なら、健康に害が出る可能性は低いと考えられます。


しかし、ADIはあくまで目安であり、個人の体質や摂取量によっては、健康への影響が出る可能性も否定できません。


また、食品添加物は単独で摂取されることはほとんどなく、複数種類を同時に摂取することが一般的です。


このように、食品添加物は国際的な基準に基づき、安全性が確保されているものの、過剰摂取や複数種類の摂取によってリスクが生じることもあります。


そのため、食品添加物に対する適切な知識を持つことが重要です。


⑶50代が特に注意すべき食品添加物


50代になると、身体の代謝や免疫機能が低下し、食品添加物が体に与える影響が大きくなります。


以下の5つの食品添加物は、日常の食事で摂取量が多くなりがちなので、特に注意が必要です。


①リン酸塩

・使用目的:食品の保水性を高めたり、結着性を向上させるために使用される。ハム、ソーセージ、かまぼこ、チーズなどに広く使われている。

・50代への悪影響:リン酸塩の過剰摂取は、カルシウムの吸収を阻害し、骨粗鬆症のリスクを高める可能性がある[3]。また、腎臓機能が低下している場合は、リンの排泄が困難になり、高リン血症を引き起こす可能性もある。


②人工甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど)

・使用目的:砂糖の代わりに甘味を加えるために使用される。ダイエット食品や飲料によく含まれている。

・50代への悪影響:人工甘味料は、腸内細菌叢のバランスを崩し、血糖値コントロールを悪化させる可能性がある。これにより、糖尿病や肥満のリスクが高まることもある[4]。


③亜硝酸塩

・使用目的:発色剤として肉製品の色を鮮やかに保つために使用される。主に加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)に含まれている。

・50代への悪影響:亜硝酸塩は、体内で発がん性物質であるニトロソアミンに変化する可能性がある[5]。特に、胃酸の分泌が減少する50代以降は、ニトロソアミンの生成リスクが高まると考えられる。


④タール系色素

・使用目的:食品の色を鮮やかにしたり、食欲を増進させるために使用される。菓子類、清涼飲料水、加工食品などに広く使われている。

・50代への悪影響:一部のタール系色素は、アレルギー反応や発がん性を引き起こす可能性が指摘されている。また、子供の注意欠陥多動性障害(ADHD)との関連も示唆されている[6]。


⑤トランス脂肪酸   

・使用目的:食品の保存性向上や風味・食感の改善に寄与するため、マーガリンやショートニング、各種加工食品に含まれている。植物油の水素添加過程で生成されるが、厳密には食品添加物ではない。

・50代への悪影響:悪玉(LDL)コレステロールを増加させ、善玉(HDL)コレステロールを減少させるリスクがある。これにより、動脈硬化や心疾患のリスクが高まる[7]。


✓注意点


これらの食品添加物を完全に避けることは難しいかもしれません。


しかし、摂取量を減らす努力をすることは、健康で長生きするためにはとても重要です。


具体的には、「食品」ではなく、「食材」を選び、「自炊」することが理想的です。


ただし、毎日自炊するのは大変なので、食品を選ぶ際は食品表示を確認し、なるべく健康リスクのある食品添加物を含まないものを選ぶと良いでしょう。


※免責事項:この情報は、一般的な情報提供のみを目的としており、医学的アドバイスではありません。特定の食品添加物に関する懸念がある場合は、医師または登録栄養士にご相談ください。


まとめ


食品添加物が50代の健康に及ぼす影響は無視できません。


特に、リン酸塩や亜硝酸塩、人工甘味料など、日常的に摂取しがちな添加物は、老化の加速や心血管疾患のリスクを高める可能性があります。


しかし、食品表示をしっかり確認し、添加物の少ない食品を選ぶことで、これらのリスクを大幅に軽減することができます。


正しい知識を持ち、日常の食生活を改善して、50代以降も健康で若々しい生活を維持していきましょう。


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京都府京都市中京区船屋町363-1 MJビル 3F

Tel:075-708-6272

河原町駅徒歩5分・烏丸・三条駅徒歩7分・祇園四条駅徒歩10分

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参考文献

[1]「厚生労働省:食品添加物」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html

[2]「食品安全委員会:食品添加物」

https://www.fsc.go.jp/foodsafetyinfo_map/tenkabutsu.html

[3]Ito, S., Ishida, H., Uenishi, K., Murakami, K., & Sasaki, S. (2011). The relationship between habitual dietary phosphorus and calcium intake, and bone mineral density in young Japanese women: a cross-sectional study. Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition, 20(3), 411-417.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21859660/

[4]Yang, Q. (2010). Gain weight by “going diet?” Artificial sweeteners and the neurobiology of sugar cravings: Neuroscience 2010. The Yale journal of biology and medicine, 83(2), 101.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2892765/

[5]Micha, R., Wallace, S. K., & Mozaffarian, D. (2010). Red and processed meat consumption and risk of incident coronary heart disease, stroke, and diabetes mellitus: a systematic review and meta-analysis. Circulation, 121(21), 2271-2283.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20479151/

[6]Arnold, L. E., Lofthouse, N., & Hurt, E. (2012). Artificial food colors and attention-deficit/hyperactivity symptoms: conclusions to dye for. Neurotherapeutics, 9(3), 599-609.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22864801/

[7]Willett, W. C., Stampfer, M. J., Manson, J. E., Colditz, G. A., Speizer, F. E., Rosner, B. A., ... & Sampson, L. A. (1993). Intake of trans fatty acids and risk of coronary heart disease among women. The Lancet, 341(8845), 581-585.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8094827/


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