痩せ型の体重が増えない意外な原因、"隠れアレルギー"とは?

query_builder 2024/07/17
バルクアップ(筋肉肥大)
痩せ型の体重が増えない意外な原因、"隠れアレルギー"とは?

京都河原町の肉体改造専門パーソナルジムRiseです。


今回のテーマは「痩せ型の体重が増えない意外な原因、"隠れアレルギー"とは?」です。


「食べても食べても体重が増えない…」


もしかすると、それは"隠れアレルギー"が原因かもしれません。


隠れアレルギーは、自覚症状が小さいことから、見逃されがちですが、実は体重増加を妨げる大きな要因の1つです。


この記事では、隠れアレルギーが体重増加を妨げる理由と、具体的な対策、よくある隠れアレルギーの食品について解説します。


記事を読むことで、隠れアレルギーの知識を身につけ、痩せ型から脱却し、理想の体に近づくためのヒントが得られるはずです。


⑴隠れアレルギーとは?

隠れアレルギーとは、「遅延型フードアレルギー」とも呼ばれ、特定の食品に対して体が過剰に反応することで起こる、アレルギー反応の一種です。


一般的なアレルギー(即時型アレルギー)は、原因となる食品を摂取してから数分~数時間以内に、蕁麻疹、呼吸困難、アナフィラキシーショックなどの急性症状が現れます。


一方、隠れアレルギーは、原因食品を摂取してから数時間~数日後に、消化器系の不調(下痢、便秘、腹痛など)、皮膚症状(湿疹、かゆみなど)、疲労感、頭痛、集中力低下といった慢性的な症状が現れます。


隠れアレルギーは、症状が現れるまでに時間がかかるため、原因の特定が難しいことが特徴です。


■隠れアレルギーになりやすい人の特徴


隠れアレルギーは誰にでも起こりうるものですが、特に、以下のような特徴を持つ人は注意が必要です[1]。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・日常的に腸内環境が悪い人:腸内細菌叢のバランスが崩れていると、腸管バリア機能が低下し、未消化の食物成分が体内に入りやすくなる。


・ストレスが多い人:ストレスは腸内環境を悪化させ、免疫機能を低下させる。


・食生活が乱れている人:加工食品(お菓子、ジャンクフードなど)や添加物の多い食事は、腸内環境を悪化させ、アレルギー反応を引き起こしやすくなる。


・遺伝的にアレルギー体質の人:家族にアレルギー疾患を持つ人がいる場合、隠れアレルギーを発症するリスクが高まる。

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■隠れアレルギーが体重増加を妨げる理由


隠れアレルギーは、体重増加を妨げる様々なメカニズムに関与しています。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・食欲不振:隠れアレルギー食品を摂取すると、体内で慢性炎症を引き起こし、食欲を司るホルモン(レプチン、グレリンなど)バランスが乱され、食欲不振を引き起こす可能性がある。


・コルチゾールの増加:慢性的な炎症は、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を促し、これが筋肉の分解や免疫力の低下につながり、その結果、体重増加を妨げる。


・消化吸収の阻害:腸内環境の悪化により、栄養素の消化吸収が阻害され、エネルギーや筋肉、脂肪組織などの合成を妨げる。

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これらのメカニズムが複雑に絡み合うことで、隠れアレルギーは、痩せ型体質を招く一因となっていると考えられています。


⑵隠れアレルギーの見つけ方

隠れアレルギーの診断は、一般的なアレルギー検査では見つけにくいことが多いです。


そのため、いくつかの特定の方法を用いることが推奨されます。


①食事日記の活用

→ 日々の食事内容と体調を記録することで、特定の食品と症状の関連性を見つけやすくなる。食事日記は、原因となる食品を特定するための第一歩。


②除去食試験

→ 一定期間、疑わしい食品を完全に除去し、その後、再度摂取して反応を観察する方法。この方法により、どの食品が問題であるかを特定できる[2]。


③血液検査(IgG抗体検査)

→ 血液検査によってIgG*抗体のレベルを測定することで、特定の食品に対する遅延性アレルギー反応を確認する。この検査は、複数の食品の隠れアレルギーの特定に役立つ[3]。


*IgG(免疫グロブリンG): 遅延性アレルギーに関与する抗体の一種。


■よくある隠れアレルギーの食品


①乳製品

乳製品(牛乳、ヨーグルト、ホエイプロテインなど)は、隠れアレルギーを引き起こしやすい食品の1つ。特に、乳糖不耐症やカゼイン*に対する遅延性アレルギー反応が問題となることが多い[4]。これらは消化不良や炎症反応を引き起こし、体重増加を阻害する可能性がある。


*カゼイン(Casein):牛乳に含まれる主要なタンパク質の1つ。


②グルテン

*グルテンは、小麦、大麦、ライ麦に含まれるタンパク質で、グルテン不耐症や*セリアック病の原因となる。これらの状態は、消化管の炎症や吸収不良を引き起こし、栄養不足や体重増加の妨げに繋がる。


*グルテン:穀物に含まれるタンパク質で、パンやパスタなどの食品に含まれる[5]。

*セリアック病:グルテンに対する免疫反応によって、小腸の粘膜が損傷する疾患[6]。


③豆類やナッツ類

マメ類やナッツ類(ピーナッツ、クルミなど)は、間食として多く利用されるが、これらに含まれる特定のタンパク質が、遅延性アレルギー反応を引き起こし、消化器症状や慢性的な炎症をもたらすことがある[7]。

まとめ

隠れアレルギーは、自覚症状が乏しく見逃されがちですが、体重増加を妨げる要因の1つです。


特に、乳製品、グルテン、豆類、ナッツ類などの日常的に摂取する食品が原因となることが多く、注意が必要です。


隠れアレルギーを特定し、適切な対策をとることで、痩せ型体質から脱却し、健康的な体重増加を目指せる可能性があります。


もし、心当たりのある方は、専門家のアドバイスを受けながら、食生活を見直してみることをおすすめします。


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Tel:075-708-6272

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参考文献

[1]Talley, N. J. (2006). Food allergy and intolerance in IBS. Gastroenterology & hepatology, 2(10), 756.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5358086/

[2]Malone, J. C., & Daley, S. F. (2024). Elimination Diets. In StatPearls [Internet]. StatPearls Publishing.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK599543/

[3]Gocki, J., & Bartuzi, Z. (2016). Role of immunoglobulin G antibodies in diagnosis of food allergy. Advances in Dermatology and Allergology/Postępy Dermatologii i Alergologii, 33(4), 253-256.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5004213/

[4]Pal, S., Woodford, K., Kukuljan, S., & Ho, S. (2015). Milk intolerance, beta-casein and lactose. Nutrients, 7(9), 7285-7297.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4586534/

[5]Cenni, S., Sesenna, V., Boiardi, G., Casertano, M., Russo, G., Reginelli, A., ... & Strisciuglio, C. (2023). The Role of Gluten in Gastrointestinal Disorders: A Review. Nutrients, 15(7), 1615.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10096482/

[6]Rubio-Tapia, A., Hill, I. D., Kelly, C. P., Calderwood, A. H., & Murray, J. A. (2013). ACG clinical guidelines: diagnosis and management of celiac disease. Official journal of the American College of Gastroenterology| ACG, 108(5), 656-676.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3706994/

[7]Abrams, E. M., & Sicherer, S. H. (2016). Diagnosis and management of food allergy. Cmaj, 188(15), 1087-1093.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5056872/

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